腰痛・背筋痛との戦い

40歳を超えたあたりから、時々背中に痛みがでる様になりました。
また、それと関連していると思いますが年に1〜2回ほど立ち上がれなくなるほどの激痛が腰を襲うようにもなりました。
しかし、整形外科でレントゲンをとっても骨には異常はなく、痛み止めの注射を売って安静にして直していました。

その後背中の痛みの発生頻度がが日を追うごとに高まり、最後には慢性化してしまいました。痛みの克服に至るまでの経緯を少し語ります。

通院

整骨院

整骨院で施術してもらうと一時的には痛みは収まった気がしますが、1時間もするとまた痛みがぶり返してきます。
原因について色々可能性は指摘してはくれますが、どうもピンと来ません。

内科

食事を取ると痛みが発生することから、かかりつけの内科医に相談しました。
逆流性食道炎を患っており、定期的に薬を処方してもらうために通っている病院です。
年一回受信している人間ドックの結果も見てもらっており、「内科的に問題があるとは思えない」とのことでしたが一応血液検査を受けました。
しかし、数値に問題はなく、内科的な原因は考えにくいとの結論に達しました。


整形外科

内科的に問題ないとのことで、整形外科の受診を進められたので受診。
レントゲン撮影をしてもらいましたが、やはりここでも何の問題もありませんでした。
原因不明のまま痛み止めの薬を処方されただけでした・・・。

ペインクリニック

最近「痛みを和らげる」と謳っている病院を目にすることがあり、気になっていました。
どのような治療を行なってくれるかよく理解しないまま、受診してみることにしました。
ドクターが言うには、背中や腰の痛みは、痛みのある部分とは別の箇所に原因があることが多い、とのこと。
まずはブロック注射を痛みのある場所の上(肩甲骨の間あたり)にうって状況を見ましょうということになりました。
しかし、全く効果はありませんでした。再度そのことをドクターに相談したところ、次なる手段について有効な治療プランを示してもらえなかったので諦めました。


新たな展開

それでもなんとかしたいと思っていたところ、妻から整骨院を紹介してもらいました。
と言っても過去に一度連れて行ってもらったことがある所で、その時はさほど効果を感じていませんでした。
一般的に整骨院というと、腕や足などをいろんな角度に大きく動かして筋肉や間接、筋などを伸ばしたりするのが主な施術だと思うのですがここはチョット変わっています。

最初にパソコンに接続されたペンのようなもので足首、手首、腰、首などを「ピッ」とタッチします。
で、その結果を元に施術してくれるのですが、手首や足首を持ってチョットずつひねってみたり、片足を不自然な方向にずらしてみたりと不思議な施術をします。
どのような理論に基づいているのか全くわからず、効いたような効いていないような、よくわからないというのが初回の印象でした。

ただ、再度妻に連れられて行った時は、いろいろ質問してみました。


・パソコンに接続したペンらしきものは体の電流の流れ方を見ている。これにより体のコリの状態がある程度把握でき、施術プランを立てられる
・施術そのものは、受診する人の状態にもよると思いますが、私の場合深層筋の動きが悪くなっているので、その動きを良くするためのものである
・深層筋の動きは一回の施術で改善されるわけではないので、間隔を詰めての通院が効果的である。

なるほど。なんとなく分かって来ました。


背筋痛の原因

では私の背筋痛の原因は何なのか、ズバリ聞いてみると

「姿勢が悪い」

とのことでした。
一般的に姿勢が悪いというと猫背を想像しますがそうではありません。私は猫背にならないよう常に良い姿勢になるよう心がけていました。
しかし、それが裏目に出て「反り腰」という状態になっていました。
普段運動をあまり指定なかった私は、徐々に腹部の筋肉が弱まってきました。それでも姿勢をキープしようとした結果、腰から背中が反り過ぎの状態となり、常に背中の筋肉が緊張している状況になっていました。


痛みの取り方

一般的な背筋痛に対するストレッチなどをやっても、かえって痛みが増すことがありました。
しかし、ここで教えてもらったのは呼吸法です。胸式呼吸、複式呼吸、あと、この複合技的な呼吸を行うのですが、「息をすった時背中や方に空気を入れる意識で」と指導されました。そうすると中から背中が「グッ」と伸びる感じになり、痛みがかなり和らぎます。チョット驚きです。


根本的対処方法

姿勢の改善

私の思っていた正しい姿勢は正しくなかったことがわかったので、必要以上に体を反らさないようにしました。確かにその状態で鏡を見ても猫背ではありません。

腹部の筋肉強化

筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルの二通りあります。腹部は腹直筋(一般的に言うところの付近)、腹斜筋というアウターマッスルと腹横筋というインナーマッスルで構成されています。
この腹横筋を強化することで無理なく正しい姿勢が維持できるという事なので腹横筋強化にのりだしました。

施術について

結果的に私にピッタリ来た施術だったのですが、すごく興味が湧いてきたのでチョット調べてみました。
私が通ったのは前田施術院というところで、先生は女子ホッケー日本代表のオリンピック参加時に帯同して選手のケアをしてらっしゃった方です。で、そもそもこの施術方法は矢田整骨院というところで考案されたBCトータルバランスシステムというものとのことです。
前田整骨院の待合室に「熱中!陸上部」なる雑誌で体幹エクササイズの紹介があり、矢田整骨院さんが監修されています。

中学部活応援マガジン熱中!陸上部vol.9 2012年 02月号 [雑誌]


インナーマッスルの鍛錬

毎日朝と晩に以下のメニューをこなすようにしています。

呼吸法

 腹式呼吸、胸式呼吸、逆複式呼吸を行います。吸う時間1に対して吐く時間2、の割合で行うのが基本です。
 詳しい方法を以前ネットで見つけたのですが、今探すと見つかりません。すいません。

体幹エクササイズ

 上記「熱中!陸上部」のエクササイズをやっています。

ストレッチ

 一般的にありがちなストレッチです。腕や肩太ももやアキレス腱などを伸ばします。

体幹トレーニング

 サッカー日本代表の長友選手が体幹トレーニングを行なっていることは有名ですが、その指導をしている方がDVD付きのトレーニング本を出されています。それを全部やると時間がかかるので、腹横筋に関連するものを中心にやっています。
DVD付き カラダをリセット+体幹力UPのコアトレーニング


夜版は約45分、朝版はあまり時間もないことから夜版から抜粋したメニューで30分程度やっています。


現在の状況(2013.4.2時点)

背中の痛みはまだ完全に取れていませんが、確実に痛みは引いています。徐々に効果は出てきていると感じています。
朝晩のトレーニングは継続し、体調維持に努めたいです。
ただ、花粉症のため、朝は鼻水が止まらずロクに呼吸法ができません。辛いです。


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